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マダニ

マダニは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目マダニ亜目マダニ科に属するダニの総称である。
嗅覚が発達しており、哺乳類から発せられる酪酸の匂いに反応して、草の上などから生物の上に飛び降り吸血行為を行う。 その吸血行為によって、体は大きく膨れあがる。 発症すれば致死率10%以上と言われるワクチンもないマダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウイルスによる国内での死亡例が確認されている。

釣り場で気を付けたい危険な生物「マダニ」

 SFTSは09年、中国で原因不明の感染症として報告され、11年にマダニが媒介する新種のウイルスが原因と判明した。国内では、山口県で昨年秋に亡くなった女性がSFTSウイルスに感染していたことが、死後の血液検査で今年1月に初確認された。その後、厚労省が過去にさかのぼって調べ、被害が10県に広がっていることが分かった。
 SFTSは日中韓3国で感染者が見つかっている。国立感染症研究所ウイルス第1部によると、遺伝子の分析から日本と中国のウイルスは別タイプと分かった。元々は同じウイルスが、両国で独立して進化したと考えられるという。動物では発症しないとみられ、ウイルスがマダニと動物の間で循環し、存続しているらしい。ただし、全てのマダニがウイルスを持つわけではなく「かまれても必ずしも発症しない」と話す。
釣り場で気を付けたい危険な生物「マダニ」 虫が媒介する病気に詳しい東京慈恵会医科大(熱帯医学)によると、マダニは全国の野山に生息し、1ミリ以下から1センチ近いものまでさまざまな種類がいる。普段は日陰に潜んでいるが、血を吸おうとするときには葉の先端などに出てきて動物を待ち構え、においや体温、呼気に反応してとりつく。かみつくと24時間ほどで、唾液中の接着成分で口を人の肌に固定し、そのまま1~2週間血を吸い続ける。唾液には麻酔成分も含まれ、痛みやかゆみがないのでホクロと間違える人も少なくない。
 「かみつきやすい場所を探して2~10時間ほど体中を動き回る性質があるので、家に帰ったらすぐ入浴して服を着替えると効果的。また、とりついたマダニを無理に取ろうとすると、ウイルスなどを含んだ体液を逆に肌に注入してしまう恐れがある。かまれたら何もせず医療機関へ行くことが大切」と話す。
 マダニが媒介する感染症には、他に日本紅斑熱やライム病もある。ダニの仲間ではツツガムシが媒介するツツガムシ病も有名だ。これらは細菌が原因で有効な抗菌薬があるが、SFTSと同様に原因が分からないまま事態が悪化し、亡くなる人が後を絶たない。


生息地と生態

シェルツェマダニは北海道に、ヤマトマダニは北海道から九州南部に、また、タカサゴキララマダニは関東以西に生息する。

症状

一度口器を差し込んだマダニは、吸血が終わるまで1 - 2週間程度は体から離れない。 そこで無理にマダニを引き抜こうとすると、体液の逆流を招いたり、体内にマダニの頭部が残ってしまう可能性がある。 細菌感染の恐れがあるため、マダニを発見したら出来るだけ早く皮膚科を受診したほうが良い。 釣り場で気を付けたい危険な生物「マダニ」 場合によっては、切開してマダニを除去するほかないが、それが一番確実である。また、マダニが体から自然に脱離した場合でも、 マダニを捨てずに保存し、念のため皮膚科を受診する。皮膚科以外を受診すると、上記感染症の症状をインフルエンザなど風邪の症状と誤診される場合があり、大変危険である。 また、近年ではマダニを介して感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる死者が国内でも確認され、山口、愛媛、宮崎各県で確認された3件の死亡例のほかに、 SFTSウイルスによって死亡や重篤な状態に陥った可能性のある疑い例も報告されている。 潜伏期間は6日~2週間。高熱や倦怠(けんたい)感、腹痛、嘔吐(おうと)、下痢、意識障害、口の中や消化管の出血などの症状が出るが、他の病気との見分けがつきにくい。特効薬はなく、致死率は十数%といわれる。

※2013/7追記:SFTSの感染は国内27例で、これで死者は13人となっている。

※2015/5追記:国立感染症研究所のデータでは15年4月8日までに、国内では110人が感染し、このうち32人が死亡している。


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